何が一番ラクか

棺桶

 首の骨の手術で全身麻酔をしたせいなのか、あるいは退院後にかかったコロナの後遺症なのか判らない。が、その後、身体の倦怠感・虚脱感がひどい。
 現在も続いている。
 
 とにかく何をする気も起こらない。
 何をしているのが一番ラクかというと、安楽椅子に全身を預けて、何もしないでボーッとしていることだ。
 つまり、棺桶の中で体を横たえているのと同じ、ネ。

 これだから、 “死にたい願望” が起きる。
 
 “死にたいのに死ねない” というのは、若い頃(十七,八歳ころ)にあった “女を抱きたいのに抱けない” しんどさ以上だ。

 いま思えば、若い頃の苦しみなんて、やっぱり軽いネ。
 老人の苦しさというのは、長年生きてきた歳月を背負っているだけに、重い。大した歳月でなくても・・・。

 今さら、そんなもん比較してもしょうがないけど、サ。
 

ポチッとしてもらえると、張り合いが出て、老骨にムチ打てます

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当ブログは週1回の更新(金曜)を原則にしております。いつなんどきすってんコロリンと転んで、あの世へ引っ越しすることになるかもわかりませんけど、ま、それまではね。

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何が一番ラクか” に対して1件のコメントがあります。

  1. 色呆け爺 より:

    「死にたい願望」を若い頃の「女を抱きたい願望」と比べる位ですから、まだまだシャレとユーモアに
    満ちたコメントです。
    「老人の苦しさというのは、長年生きてきた歳月を背負っているだけに、重い。大した歳月でなくても・・・。」
    この文章にも、逆に「しんどくてもこれぐらいでへこたれてなるものか!。」との気迫?(年寄りの瘦せ我慢)
    が感じられ、フレーフレー半ボケじじイと、声援を送ります。
    高齢老人のあるがままの姿、老いたらこうなるとの実例、同時に「私がいないと家内はどうなる。」と
    奥様を思いやる優しさ。
    私も先の見えない「介護生活」を続けながらも、ボヶモン島を訪れる事を楽しみにしています。

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