わしにとっての宇宙の真理
わが家(小マンション)は建ってからだいぶ経つ。
つまりそこに住んでる夫婦同様、だいぶ古い。自慢してんじゃないヨ。。
古いけど玄関には、マンション各家にはふつうに付いている訪問者用のボタンが付いている。
近ごろのインターホンは、音声のみならず映像機能が付いていて、訪ねてきた人の顔や姿を室内の液晶画面に鮮明に映し出す。
訪問者が宗教の勧誘にきた有閑婦人か、新聞の契約を取りにきた新聞屋のおっさんか、見たことのない警戒を要する不審人物か、たちどろころに分かる。
近ごろは宅配人を装って玄関の扉を開けさせ、押しこみ強盗にヘンシンするヤツもいるというから、インターホンに映像が付いたのはありがたい。姿を見てウサン臭いと思ったら、扉を開けずに追い返すことができる。しぶとくネバる奴には、「警察を呼ぶよ」と言う奥の手も使える。
だがわが家の古顔インターホンは、映像どころか声さえも出さない。ただピンポーンという電子音を鳴らすだけ。ふた昔まえの昭和人間にはお馴染みのヤツだ。新しいのに取り替えた家もあるだろうが、少なくともわが家のは出来たときのまま放ったらかしにしてあった。
そのわが家のインターホンは、そのピンポーンという音さえ半年ほど前から徐々に音量が弱くなった。テレビをつけていると聞こえなかったりする。で、ときにドアを拳でドンドン叩かれる。難聴ぎみのわしらにはそのドンドンさえ聞こえない時がある。
わが家は2階なので、うちの水道施設から水が漏れてることを緊急に知らせに来た階下の住人だったりしたら、大問題になる。かつて一度あった。
人間は年をとると声がしわがれたり、かすれたりする。
電子音も同じなのだ。それが面白い。
人間は生命エネルギーの衰えとともに声が衰弱し(わしらがその実例)、インターホンは乾電池の電圧の衰えとともに音量が落ちる。
宇宙の現象がまったく同じ原理で動いている。
そのことに改めて驚く。
宇宙・・・と大きく出たが、たとえば地球も同じ。
地球にも一生があり、やがて時がくれば命が尽きて死ぬという。
地球の寿命は、親玉とも言える太陽と深くかかわっているそうだ。
早い話、太陽の出す光と熱がなくなれば、地球上の全生物は生存できない。
その太陽だって永遠に輝やいているわけじゃないという。
太陽の寿命はだいたい100億年で、太陽系が生まれたのは46億年前なので、太陽はあと50億年余で命が尽きるらしい。
太陽だけではない。天空に星の数ほどある他の星たちも、新しく生まれては、寿命が尽きて死ぬ。・・・という一生をくり返すという。
わしたちチッポケな人間と同じように。
その人間が造ったインターホンという、チャチな機械と同じように。
なにかフシギだ。
そのことを思いがいくと夜、寝られなくなる。
昼に四六時中ウツラウツラしてるからねぇ。
当ブログは週1回の更新(金曜)を原則にしております。いつなんどきすってんコロリンと転んで、あの世へ引っ越しすることになるかもわかりませんけど、ま、それまではね。
今日のも面白かった。近頃の私もうつらうつらしていることもあるし、夫と話していても、あれはなんていうんだっけ?あの人の名前はなんていうんだっけ?誰それさんのだんなさん!とかあの歌を歌った人、とか言う事が多い。こんな事では来年の今頃はどうなっているのだろうか?その前に来年の今があるかどうか?