女性のいわゆる”生理”は・・・

 昨日、何十年ぶりかに唐突にあることを思い出した。
 わしには4歳 年の離れた姉がいる。この姉とは子供のころ、何かというとケンカしていた。

 もちろんどこにでも見られる姉弟ゲンカだが、口ではどうしてもやり込められる。腕力でも4歳上では敵わない。なにかギャフンと言わせる手はないものかと思っていたら、偶然、ものすごく効き目のある方法を発見したのだ。
 
 その頃、「私は街の子」という美空ひばりの歌が流行っていた。「私は街の子 巷(ちまた)の子 街に灯りが・・・」という歌詞で始まる。
 何かの拍子にほとんど意味もなく、わしは姉に訊いたのだ。
「巷の子ってどんな子? 股が血だらけの子のこと?」
 そのときの姉の反応がまるで予想していないものだった。ほとんど異常と言いたいくらい。
 まず絶句した。いつもはひと言いえばすかさず数倍になって返ってくる姉がだ。それから顔が赤くなり、白くなった。そして、
「〇〇(わしの名)のバカーッ!!」
 と叫ぶと、まるでお化けにでも出あったかのようにわしの前から走り去ったのである。

 そのときわしは「巷」という言葉を本当に知らなかった。だから訊いたのだし、そのあとに続けた「股が血だらけ」も、単に知っている語をつなげただけだった。
 姉はおそらく、すでに初潮はむかえていたと思うが、わしは女性の生理のことなどむろんまったく知らなかった。だから自分の口にした言葉がこれほどまでに大きな衝撃を姉に与えたことに、私自身まるで訳がわからずひどくとまどったものだった。
 しかしわしは気づいた。これは効くと。それ以降、理由もよく分からぬまま、時々このフレーズを姉に対抗する武器に使ったのだから、まあ手に負えない悪童だった。
 
 女性の生理は文字どおり生理的な現象で、子どもを生むうえで(つまり子孫を残すために)必要なことだ。恥じらったり忌み嫌って人の目に隠したりするようなことではないと、男のわしには思える。というか以前からずっとそう思っていた。

 しかし世界的にも、女性は隠したがる傾向があるようだ。

 神聖な場所(聖域)に女性が入ることをタブー視する風習が未だに残っている所があるように、これまで男中心だった社会倫理や価値観の影響なのかだろうか。

 つまりいわゆる “生理” を否定的に扱おうとする女性の反応は、男が男のつごうで(それが何であるかわしにはよく分らんが)作りあげたものなのかもしれない。

 それとも女の性には、男にはうかがい知れない “神秘的な何か” があるのだろうか。生きものの神秘にかかわる何かが・・・。
 わしにはよく分からない。

ポチッとしてもらえると、張り合いが出て、老骨にムチ打てるよ

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