感情の老化を防ぐ5つの習慣(1)
先日、ヒマにまかせて新聞をめくっていたら、某週刊誌の新聞広告のなかに、「感情の老化を防ぐ5つの習慣」という記事があった。
アンテナが反応した。自分に関係がありそうなものを引っかけてくるアンテナは、わしにだってまだある。少々感度が腰折れぎみではあるけどね。
その広告のなかに、「感情老化テストでわかる要注意人物」という項目があって、そこには、「”めんどくさい” は老化のサイン」と強調してあった。
あんまりいい気分はしなかった。
なぜかって?
ちょくちょくここへアソビに来てくれてる人はすぐピンとくると思うが、この「めんどくさい」という言葉を、わしはこのブログでやたら乱発してるからだ。裏庭で雀がチュンチュン鳴くみたいに・・・。
「人間はめんどくさい」「女はめんどくさい」「自分もめんどくさい」「生きるのはめんどくさい」・・・等々。(ほかにもいっぱいあるが、これ以上並べると、あんたの文章はめんどくさいと言われるからやめとく。)
つまり「老化のサイン」を、スーパーのチラシみたいにバラ撒いているのは、誰よりもまずこのわしであるのだ。「めんどくさいは老化のサイン」などと言われてうれしいわけがない。
たしかに改めて指摘されてみると、「めんどくさい」と「老化」は切っても切れないクサレ縁的関係にある。・・・と認めざるをえない。
いやホントいうと “クサレ縁” どころじゃない。血のつながった直系親子だ。「老化」が生んだ子供のひとりが「めんどくさい」なのだ。
このブログで、老人のぶざまなところ・情けないところを嘆きまくりながら、その文章のなかで、「老化」の子供である「めんどくさい」を連発していたんだから、バカがバカを嘆きながらバカ増殖剤を呑んでいるようなものだ。
さすがに恥じ入って、今後はそう気安く「めんどくさい」を口にするのは控えようと思った。
ムダな努力というなかれ。
わずかでも老害を世に垂れ流すことを減らさんとするわが心意気をお察しあれ。
・・・なんて、こんなことまで気を使わなくちゃならないなんて、ああ、この世に生きるのはめんどくさい!
当ブログは週2回の更新(月曜と金曜)を原則にしております。いつなんどきすってんコロリンと転んで、あの世へ引っ越しすることになるかもわかりませんけど、ま、それまではね。