筋肉の反乱パート2 こむら返り
この世に生まれて長くなるが、その間に自分の体に感じた痛みをランク付けするなら、2,3日前に経験した痛みはベスト5の中に入ると思う。
早朝の4時ごろだった。
右足のふくらはぎで地雷が爆発した。
いわゆる「こむら返り」であることは分かっていた。
初めてじゃないし、しばらくガマンすれば治まることも。
それでいて、もしこの痛みが15分も続くのであれば、ふくらはぎではなく、頭を地雷で爆破されたほうがましだと思った。
朝の4時といえばこの季節ではまだ夜中だ。集合住宅の住人としては、隣近所への気遣いもあっていいのだが、そんな分別の入る余地はなかった。象の足に踏んづけられた子猫みたいな声を上げてしまった。
80を超えた爺さんと子猫。
客観的に見たら、見られる図じゃないねぇ。
思いつく原因がひとつあった。
前日、いつもより多少・・・いや2倍半くらい長く歩いた。しかも10キロ近い重さのリュックを背負って。
べつに好き好んでやったわけじゃないが、そういうハメになった。
前回に書いた事情と本筋では同じだ。
前回は、ふだん使わない体の部位を急に使ったために、翌日反乱を起こした筋肉の話だったが、今回は、ふだんから使っている筋肉ではあるけれど、ふだん以上に長時間、あるいは強度に使ったために筋肉が抗議した例だ。
もちろん根本には加齢による筋肉の老化があるのだが、年齢を逆行させる薬も秘術もない以上、これからはこれに類することがさらに増えるだろう。
それを思えばユーウツだ。
このあとに書くことは前回の最後(「しかし、そもそも老いるとはこういうことだ。」以降)とまったく同じ。
同じことをくり返すのは芸がないので、省略する。
以上。
(前回はこちら)
当ブログは週2回の更新(月曜と金曜)を原則にしております。いつなんどきすってんコロリンと転んで、あの世へ引っ越しすることになるかもわかりませんけど、ま、それまではね。