夫が妻に絶対言ってはいけない地雷ワード

妻へのタブーワード

 ヒマにまかせてネット散歩道をぶらついていたら、気になる看板に出くわした。
 
 ナニ? 夫が妻に絶対言ってはいけない地雷ワード?
 
 反射的に「わしは大丈夫かな」と思った。うっかり気づかずに、地雷を辺りにばら撒いていないか? と。
 
 で、看板を出している店へ入ってみた。
 その店は、主に、恋人や夫婦など男女関係がらみの話題を扱っている情報サイトらしかった。

 筆者は30代の女性ライター。
 彼女は言う。この看板を見て足をとめたあなた、奥さんがちょくちょく機嫌が悪くなる男性じゃありませんか? と。
 そういう方は今すぐ振り返ってみてください。
 ふだんの会話の中で、言ってはいけない「地雷ワード」を、気づかずに使っていませんか? と。
 
 もちろん急いでふり返ってみたよ。
 
 彼女が挙げている “地雷ワード” は次の4つである。
 ①「疲れているから」
 ②「俺が稼いだ金だ(…だから何に使おうと俺の勝手だ)」
 ③「(ごはんは)何でもいい」
 ④「俺のほうが◯◯だ」
 
 ① の「疲れているから」という言葉を、わしが口にすることはまずない。
 これが妻たちの反感を買うのは、なにか用を頼んだときなどに、このフレーズを使って夫が逃げようとするからだろう。
 
 ところがわしがこの手を使っても説得力がない。 なぜなら、「疲れるような何をしたの?」と反問されたら、言い返せずに目をうろうろさせるしかないからだ。わし、そんなヤブヘビはしない。
 
 ② の「俺が稼いだ金だ(…だから何に使おうと俺の勝手だ)」という言葉も言わない。
 なぜなら何も稼いでいないから。
 細々と年金で生きている身で、そんな大言壮語を吐いても、案山子が足の速いのを威張っているようなもんだからネ。
 競馬だろうが株だろうが結婚詐欺だろうが、とにかく月に確実に1000万くらい稼いでくるなら、ま、多少はこの言葉を口にしてもサマになるだろうけどサ。
 
 ④ の「俺のほうが◯◯だ」は、何かにつけ自分のほうがレベルが上だと言いたいのだろう。
 たとえば「車の運転は俺のほうがうまい」とか、「俺のほうが仕事がんばっている」とか「俺のほうが世の中のことをよく知っている」とか、何かにつけ妻より自分の方が上だと言いたがる男は確かにいる。世にいうマウントを取りたがる男。

 しかしわしはそういうことを言う夫の部類に入らない。
 なぜなら、わしの方が上のものもあるが、カミさんの方が上のもの多いからだ。まあ、ありていに言えばおっつかっつだろう。
 マウントを取ろうと背中に乗っても、ふり落とされる可能性なしとはいえない。そんなときはかえってミジメ。

 サイトの筆者が指摘した “地雷” 4つのうち、以上の3つは上に述べたとおりわしには当てはまらない。
 が、③ の「(ごはんは)何でもいい」は、わしも口にすることはありうる。

 この問題は以前にも触れたことがある。
「今晩なにか食べたいものある?」と妻に訊かれて、「何でもいい」と夫が答えるのは、妻への思いやりの気持ちから発する面がないでもない。食べたい料理を気安く口にして、疲れているらしい妻の負担をふやしたくない・・・という気持ち。
 
 ところがこの答えはかえって妻をイラだたせるらしい。
 せっかく食べたいものを作って夫を喜ばせたいと思っているのに、「何でもいい」とは何ごとか。妻は毎日、わざわざ手間や時間をかけて「何でもいいもの」なんて作っていない。妻の台所仕事をなんだと思っているのか。それって喧嘩をふっかけているのと同じだと。
 
 これはあきらかに不幸な行き違いだ。
 
 とは言いながら反省もある。
「思いやり」というのは、思いやられる側にとってうれしいもの、喜ばしいものであってこそ、初めて思いやりと言える。

 ところが思いやられる側は本当はあんまりうれしくないことを、思いやる側が勝手に相手が喜ぶと思ってやるのは、ある意味やる側の単なるエゴすぎない。・・・という可能性もなくはない。
 
 その意味では夫も、もう少し妻の立場や本当の気持ちを知る努力があっていいかもしれない。
 
 毎日3度3度というのは確かに大変なことだ。たとえ料理が好きであったとしても・・・。
  
 犬も歩けば棒に当たるというが、ネット散歩道もふらふら歩いていると、こうして何か手に触れるものがある。

 不要不急の者はできるだけ出歩くな、というような環境下でも、ネットならまあ別に誰に気にする必要もないしね。
 

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