男性ホルモンが減る(下)
前回からの続きデス。(前回はこちら)
男に性欲があるのは、男性ホルモンが有るからだ。
・・・ということはまあ誰でも知っているが、男性ホルモンの働きは、実は生殖機能専門ではないらしい。
男が女性に性的興味を失う・・ということは、子供を生み育てる年齢をハルカニ超えたわしのような老男性にとっては、それほど重要ではない。ま、聞き流せる。
しかし加齢などでこのホルモンの分泌が落ちると、疲れやすい(疲れが取れにくい)とか、やる気や生きる意欲が失われるとか言われると、わしにとっては目下の大重要課題で、ノホホンと聞き流すわけにはいかない。
わしが目にした著名大学附属病院泌尿器科のWebサイトには、男性ホルモン(テストステロン)の減少による心身変調の症状として、次のような項目が並べられていた。
・疲れやすい、または疲れが取れない
・睡眠不足になる
・精神的に落ち着かない
・不安感、うつ症状、イライラ感、パニック障害が起きる
・集中力、やる気、生きる意欲が低下する
・制欲(我慢力)が減退する
・朝勃ちしなくなる
朝勃ちしなくなったって、当方はべつにビクともしないが、最近の当ブログでちょくちょく触れているように、とにかく疲れやすいのが困る。
先日も選挙で徒歩15分ほどの近所の小学校まで行ってきたら、大仕事した後のようにグッタリした。
このブログだって、以前は3~4時間くらい休まず付き合えたが、今は1時間もパソコンの前に座っていると、もうダメだ。集中力が続かない。胸を押し返される感じになる。
また夜中にトイレに起きたあと、寝られなくなって朝まで輾転反側する。何度も寝返りを打つので、シーツが擦り切れるのではないかと心配するほどだ。
それは不安感やイライラ感と無関係ではない。
認知症の妻と一日いっしょにいると、不安やイライラを感じることは避けられないということもあるが、制欲(我慢力)を抑えることが難しくなっているのも感じる。
前述のサイトには、対策としてはテストステロン補充療法・・・つまりホルモン注射を打て、とある。
でもねえ、この年で男性ホルモンを打ってくれと申し出るのは、ちょいと勇気が要るゼ。いい年をしてアッチの方の精力を欲しがっている、と思われそうで・・・。
他の対策法としては「運動」と「食事」だそうだが、そもそも少し体を動かすだけですぐ疲れるし、最近はやや回復したが食欲もあまりないので、若者みたいに肉や魚をパクパク口へ詰めこむのも、かなりしんどい。
もっとも、唯一何とかできそうなことがないでもない。
対策の最後のほうに、性的刺激を与えること、というのがあったからだ。
・・・といって女性にナンパをかけるのは、わしには真冬のキタホ(北穂岳)に登るようなものだが、アダルトサイトを見に行くことくらいのことなら、まあできないことはない。近ごろトンとご無沙汰しているが・・・。
・・・としても、87歳にもなったシワくちゃ爺さんがアダルトサイトをじっと見ている図なんて、あんまり人に見られた光景じゃないねぇ。やっぱり疲れることは疲れる。
とにかく困ったもんだヮ、年を取るっていうのは・・・。
疲れる。
当ブログは週1回の更新(金曜)を原則にしております。いつなんどきすってんコロリンと転んで、あの世へ引っ越しすることになるかもわかりませんけど、ま、それまではね。