ついにやって来た?(2)

認知症の入り口

 昨今は以前に比べてみんな長生きになり、高齢者の多くが程度の差こそあれ、認知症を避けて通れない、と言われるようになった、わしら夫婦もその足音がヒタヒタと聞こえる・・・という話を前回に書いた。(前回はこちら

 すでに昨年(2021年)1月22日の当ブログに、前の日に作っておいた食事が冷蔵庫から丸ごと消えている、神隠しが行われたとしか思えない、とカミさんが騒いだ話を書いている。(→その話はこちら
 
 さて、つい数日前にも、同じような神隠しが真っ昼間に公然と行なわれた。
 隠されたのは、調理された食事などではない。遙かに重要かつ生活に不可欠なアイテム、財布である。カミさんが日ごろ常に携帯している紙入れ。

 しかもこの財布には、現金のみならず、マイナンバーカード(個人番号)、キャッシュカード兼用クレジットカード、老人必携のお守り健康保険証、介護保険証、複数のクリニック診察券、各種ポイントカード、各種会員カード、図書館カード、SUICA等々あらゆるカード類の上に、居住するマンションに出入りする玄関の鍵も入っていた。
 
 そのような、命の次といっていいほど大事なものをすべてまとめて入れたモノを、記憶力が著しく低下しているカミさんに持たせておくこと自体がそもそも間違いではないか、と思われる向きもあるかもしれない。

 実をいうと、わしの中でも49.9%くらいはそう思っている。
 だが一方で、もしこれらをカミさんの手から取り上げたらどうなるか、という恐れも強くある。

 わしが管理すれば安全だし、カミさんは楽だろう。
 しかし、生活する上で特別重要なこれらの作業の、操作、取り回し、管理等をする必要がなくなったら、カミさんはどうなるか。
 芽生えかけている認知症に、強力な追肥を施すことになる。
 
 一方、この財布になにか事故が起きたら、そのダメージ・被害は限りなく大きい。
 その甚大さを考えると正直ビビる。
 内心大いに葛藤した。
 そして結論を出した。賭けに出ることにしたのである。
 
 失敗した場合に受けるダメージが計り知れないほど大きいからこそ、すでに心細くなっている “最後の頼みの網” も、奮い立つのではないかと。
 それでわずかでも綱が太さを取り戻してくれる可能性がなきにしもあらずだと・・・。

 別の視点からいえば、失った場合に生じる被害の甚大さをダシに、脅しをかけたのである。前回に書いた、わずかに残っている “最後の頼みの網” に・・・。(前回はこちら
 
 さらに念には念を入れて、問題を起こした場合に生じる問題の大きさを忘れないように、ことあるごとにそこへ意識を向けるようにした。
 もし失ったらタイヘンだぞ、取り返しがつかないぞ、分かっているな、と。
 またそれか、と何度も顔をイヤなされながら・・・。
 
 それでも、やはり、それは起きたのである。(詳細は次回に)

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