10日ほど前だった。
　唾を呑み込むとかすかにのどが痛んだ。
　これまでの経験で、風邪の先ぶれと知れた。
　すぐに総合感冒薬を服んだ。
　この市販薬は、わしの体とウマが合うのかよく効く。服む時期が早いとまず先へ進まない。リチギな友だちのように･･･。
　これまではそうだった。

　だが今回は違った。
　引きかけの最先端時期に服んだのに、素知らぬ他人と付き合うかのように、どんどん先へ進んだ。

　ふつの風邪ではないのではないかと、念のためネットで調べてみた。
　先にのべた感冒薬は、インフルエンザをはじめ症状が似ていても原因のウイルスが違うと効かないからだ。

　だが季節性インフルエンザはもちろん、マイコプラズマ肺炎、溶連菌感染症、ロタウイルス・ノロウイルス感染症まで調べたがはっきり違う。典型的なふつうの細菌性上気道炎（鼻やのどの炎症）だ。要するに “ふつうの風邪”。

　つい最近までは、顔なじみの風邪だってほとんど寄りつかなかった。
　たまにやって来ても、くだんの感冒薬を服めばほとんど１回で退散した。
　ところが今回はほぼ１０日も経っているのにいまだに熱も咳・痰も居座っている。

　明らかに免疫力（要するに体力）が落ちている。

　それを目の前で見せつけられるのはつらいが、年を取るというのはそういうことだろう。

　･･･と、ま、こういうわけで、今回はまともなことは書けマセン（っていつもだけど･･･）。
　このあとすぐまたベッドに戻って寝ます。
　ごめん。

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