2020年10月27日 / 最終更新日 : 2020年10月27日 Hanboke-jiji 未分類 黄金期のはなし 「人生の黄金期」という言葉がある。 ハイグレードのアート紙を使った大型高級雑誌の、美麗な広告ページ誌上でときどき目にするフレーズである。 こういう広告が狙っているのは、たんまり金を持っているいるハイグレードな老人た […]
2020年10月23日 / 最終更新日 : 2020年10月23日 Hanboke-jiji 未分類 第三の男、あるいは命の軽さ 映画が好きだ。 とりわけ若い頃は、かなりの本数を観たほうだと思うが、なかでも忘れられない作品のひとつに、キャロル・リード監督の『第三の男』がある。 先日、テレビの衛生放送で見て、すでに何度目かだったがまた感動した。 […]
2020年10月19日 / 最終更新日 : 2020年10月19日 Hanboke-jiji 未分類 あら、あんた、いたの? ほぼ毎日、運動を兼ねて食べものの買い出しに出かけるが、行き帰りに歩く道沿いの家の庭に、たいていある樹木が植わっている。そういう家がけっこう多い。 だが、ふだんはまるで気がつかない。存在そのものが目に入らないのだ。 […]
2020年10月16日 / 最終更新日 : 2020年10月16日 Hanboke-jiji 未分類 気に病む男 客観的に見ればどうでもいい小さなコトに、変にクヨクヨすることってないデスか? 肝っ玉の小さいわしのような人間には、時たまそれがあるんだよなあ。 たとえばこのあいだ。 久しぶりに天気がよかったので、気分転換 […]
2020年10月12日 / 最終更新日 : 2020年10月12日 Hanboke-jiji 未分類 秋深し・・・ ここに1枚の写真がある。 冒頭に載せたのがそれ。 もうだいぶ前に撮ったものだ。新しいカメラを買ってまもない頃で、人でも風景でも写したくてウズウズしていた時期だった。 人を撮るといっても被写体は誰でもよかった。 […]
2020年10月9日 / 最終更新日 : 2020年10月19日 Hanboke-jiji 未分類 生まれて初めて死と向き合ったとき 何日か前の某新聞の読者投稿欄に、ある母親のこんな話が載った。 夏も終わりに近づいたある日、幼稚園児のわが子(男の子)が走ってきて、 「死んでる・・・」 と泣きじゃくったらしい。 夏休みに、家族でよくセミ取りに […]
2020年10月5日 / 最終更新日 : 2020年10月5日 Hanboke-jiji 未分類 弱みにつけこむ 相手が高齢で、耳が遠くなっていると分かっていても、 「えッ?」 「えッ?」 「えッ?」 とつづけて3度聞き返されると、話しかけたほうは気持ちが萎える。少し強めに表現をするなら、かすかにムカッとする。「仏の顔も三度まで […]
2020年10月2日 / 最終更新日 : 2020年10月2日 Hanboke-jiji 未分類 人間はこうでなくちゃ 限りなく屍に近い “腐敗途上人間”。 そんな人間になるのだけはさすがにゴメン蒙りたいので、毎朝ベランダに出て体操と瞑想をやっている・・・という話を前回に書いた。 今日はそのベランダで目撃した […]
2020年9月28日 / 最終更新日 : 2020年9月28日 Hanboke-jiji 未分類 最後の砦 わしは毎朝、起きたらすぐベランダに出て、体操と瞑想をする。 体操は、わしの年齢でこれをやらないと、すぐに体の動きが鈍くなる。 次いで硬くなり、放っとくと動かなくなる。 やがて寝たきり。それは若い女に色目を使ったら […]
2020年9月25日 / 最終更新日 : 2020年9月25日 Hanboke-jiji 未分類 声色の名手 いつだったか、プロとは凄いものだ、まるで手品師みたいだナ・・・と思ったことがある。 アニメの声や外国映画の吹き替えを職業にする声優と呼ばれる人たちがいるでしょ。そのベテランの声優さんが、テレビ番組で、何種類もの声色を […]