夜寝られない

最近、夜中の2時3時に眠れなくなって、テンテン反側する。
このように寝られないでいると、たちまち時間が過ぎる。30分、40分などあっという間。場合によっては1時間2時間が飛んでいく。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・って感じで。
そのうちカラスの鳴き声が聞こえてくる。
まず遠くほうで。
そのうち近くから。
連中、朝目覚めたらすぐねぐらの山から里へ降りてくるのだろう。ナントカは三文の得っていう金言が、彼らの社会にもあるのかもしれない。
そのうち、東側の窓が薄っすらと白んでくる。
朝が来るのだ。
きわめて中途半端な気分だが、体を起こしてベッドから出る。
どうせ布団の中にいても眠れないのだ。時間がモッタイナイ・・・という気持ちが働く。
時間はあり余ってあるくせに・・・。
トーゼン寝不足になる。
で、昼間、ネムい。体がけだるい。
バカな生き方をしているわけだ。
それはわかっている。
できれば夜はぐっすり寝て、朝は気持ちよく爽やかに起きたい。
ああ、寝た寝た、さあ、今日も一日ガンバルゾ、ってな感じで・・・。
思えば若いときにはそういう朝があった。
が、老いるとそういう朝は望めない。それを求めるのは、目覚めると隣にピチピチの若い女が半裸で寝ているコトを望むようなものだ。
ムイミなジョーダンさておき、とにかく夜眠れないというのは困る。辛い。
寝られない理由は一つ。
トイレに起きたときに、ふと、心配事が頭に浮かぶのだ。
年をとると心配のタネに不足しない。で、一つ頭に浮かぶと、珠数つなぎに次から次へと色んな頭痛ごとが湧いてくる。
その多くは考えてもどうにもならないことである。
考えても仕方のないことをクヨクヨ考えるのは、いわばアホのやることだ。
頭のいい人はそういうアホなことはしない。わしと同年輩で『バカの壁』の著者・養老孟司氏は、「考えても仕方のないことは考えない」と自著に書いている。
実はわしもリクツでは解かっている。
だが実行が伴わない。
解かっているのにやれないのは要するにアホだ。
人間の違いがそこに出る。
ヤレヤレやなぁ~。、
(誰か、いい対策方法を知っている人がいたら、教えてください!)
当ブログは週1回の更新(金曜)を原則にしております。いつなんどきすってんコロリンと転んで、あの世へ引っ越しすることになるかもわかりませんけど、ま、それまではね。
熟睡出来ないとは、良い対策も無くお疲れ様です。
私も家内がパーキンソン病で、夜中に二度は起されますので、熟睡出来ない事が多いです。
就寝前にパーキンソン病の薬を飲ませるのですが、薬効が切れOFの状態になると体が思うように動かなくなってしまいます。老いると夜間尿が多くなるそうですが、尿意を覚えても体が動かないので隣に寝ている私を起こし、トイレ介助をしなければなりません。
紙オムツの使用を考えた事もありますが、可哀そうなので私が介助出来る間は介助を続けたいと思っています。
万一粗相をする様な事があっても大丈夫な様に防水シートをシーツの下に敷いていますが、幻聴幻視と尿意が重なる事があるのでしょう。2か月に一度位は防水シートのお世話になる事があります。パンツ・パジャマ・シーツ・と総替えし、夜が明けるとお風呂に入れ・洗濯もと、・・・・
今以上に薬を薬を増やすと、副作用で体の震えや幻聴や幻視が増えるとの事で、お医者様は現状の容態なら薬を増やす事には反対です。
「どこまで続くぬかるみぞ」と暗澹たる思いにかられる事もありますが、・・・・
養老孟司氏の本を読んだ訳ではありませんが、「考えても仕方のないことは考えない」とよろけながらも妻と手を取り合って、生きて行こうと思っています。
拙宅の近くに神戸森林植物園があり、今は石楠花(シャクナゲ)群落があり綺麗に花が咲いています。先日コンビニ弁当を持ち妻と見に行きました。植物園の中は坂道が多いので、電動車椅子をお借りしました。
色ボケ爺様
コメントありがとうございます。
パーキンソン病の奥さまを抱えて、貴兄も大変ですねぇ。お察しいたします。
年をとればほぼ誰もが、さまざまな疾患を抱えて終着駅へ歩いていく。
それが人間の人生の最後の一過程なのだから、ジタバタしても仕方ないんですけど・・・。
数日前の新聞のコラムにこんな文章が載っていました。
「砲火の嵐に身を屈めて耐えた人、密かに連行されて行方知れずになった人、
遺体の隙間から這い出した人。歴史の背後には数えることも語ることも
されなかった人々が犇いている。・・・」
私はいつも馬鹿の一つ覚えみたいに「人間は何でわざわざこんな苦労を
しに生まれてくるのだろう」と思ってしまいます。
コメントの最後に書いてあった「森林植物園にシャクナゲの花を見に行った
話」にホッとしました。
まさに五月の薫風に触れたようにでした。
(半ボケじじィ)