笑えるおバカ動物

ドジな犬

 最近テレビのバラエティ番組で、「笑えるおバカ動物特集」などというタイトルで、ドジなペット動物の姿を集めたを映像をよく流す。

 近ごろは、小学生から60~70の爺さん婆さんまでスマホを持っていて、動画を簡単に撮れる時代になったからであろう。

 おかげで昔は見られなかったような珍しい映像が楽しめる。
 前記のテレビ番組も、ドジ・ヘマは人間だけではないと分かって、何となくホッとするというか、気持ちよく笑える。
 
 比較的多いのは、犬や猫が細い隙間・・・門扉や柵のせまい仕切りの間とか、細く開いている戸のすき間に頭を突っ込んで・・・はいいけれど腹や腰がつっかえて前へ進めず、かといって引こうとしたら今度は頭がつっかえて出られず、進むも引くもできない状態になって、哀れでコッケイな姿を晒しているペットの映像をよく見る。
 
 これまで気楽に笑って見ていたが、つい先日、予想もしない現実にわし自身が遭遇して、ドジな動物のことを笑えなくなった。
 
 つい先日のことである。
 近くの図書館に本を返しに行ったら、休館だった。
 わしはけっこう細かいところがあって、どっかへ出かけるときは、行き先が休館でないかどうか、予め確認してから出かける。この日だって、前の日が月曜日の休館日なので、当日は開いているはずだった。

 ところが前日はたまたま「敬老の日」だった。図書館は多く、定休日が祝日とぶつかると、休館は翌日に順延になる。それに気づかなかった。細かい性格といっても、まあその程度ってわけだ。
 
 ・・・といっても、別に慌てなかった。ただ本を返すだけなら、返却ポストに入れて返せばいいからだ。
 
 で、わしは図書館の前壁に造られている返却ポストの所へ行って、ポストの中へ本を入れた。

 ところがいつもはポトンと音がするのに、何の音もしない。
 なんとなく気になって、返却口の蓋を押し開けて中を覗いてみると、中は傾斜した下り坂が40~50センチほどあって、その先に本を受ける箱が置いてある。その下り坂の途中で本が止まっていた。
 
 わしはけっこう余計なことが気になるタチでもあって、次に来た誰かが手を差し入れて、途中で止まっている本を引っぱり出したら、返却処理がされないままに行方不明になり、わしは責任を問われることになる。
 
 わしは返却口に手を突っこんで、本を中へ押し込もうとした。
 ところが肘の部分でつっかえて、指先があとほんの少し本に届かない。
 で、ちょっと無理をして腕を中へ押し込んだ。
 少々痛かったが腕は中へ入って、手が届き、指先で本を弾いてぶじ受け箱の中へ落としこんだ。
 
 ところがである。腕を抜こうとしたら、入れ口に肘がつっかえて抜けない。

 最初はそれほどアワてなかった。入ったのだから少し力を入れれば抜けると思ったからだ。
 
 ところがなかなか抜けないのだ。行きはヨイヨイ帰りはコワイ・・・。
 ポスト口はステンレス製で横長なのだが、その上下の枠に肘の骨が引っかかってしまう。
 入れるときは掌と手の甲を上下にして入れたと思うので、同じ形にしてみたがダメだ。
 その他いろいろやってみたがやはりうまくいかない。
 
 テレビで見たおバカ動物を思い出し、しょうじき汗が出た。
 いまは幸いうしろに誰も来ていないが、誰かが本を返しにきて、この有様を見たらどう思うだろう?
 大笑いしたテレビのドジな動物と、いまの自分はどこが違う?

 大いに焦って必死になったあげく、なんとか腕は抜けた。
 皮ふにかすり傷がついて血が滲んだが、とにかく安堵した。けど、どっと疲れた。

 ま、生きておれば、予想もしないコトが起こる。

 そこでまた、これまでも何度か登場させたわしの常備薬のお出ましだ。

 ”長生きすれば恥多し”

 やれやれ。生きるってしんどいヮ。

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