2019年3月22日 / 最終更新日 : 2019年3月22日 Hanboke-jiji 未分類 人間であることの不幸 今年百歳になる義母は若いころ大柄な女性だった。娘(わしの女房)が成人してからもなお、背は娘より少し高いくらいだったという。 ところが今はどんどん縮んで、頭が娘の肩くらいになっている。 作家の黒井千次氏(現在86歳) […]
2019年3月18日 / 最終更新日 : 2019年3月20日 Hanboke-jiji 未分類 口の中の一生 還暦近くまで、そんなヤツがこの世にいるとは知らなかった。 頭の毛とともに、50代が残り少なくなったある日のことだ。 下唇の裏側にチクチクする痛み感じた。そんなところが痛むのは初めての経験だ。 最初のうちは放ってお […]
2019年3月15日 / 最終更新日 : 2019年4月25日 Hanboke-jiji 未分類 恋の季節 いまは恋の季節である。 ・・・といってわしが年がいもなく “老いらくの恋” を告白しようとしているわけではない。そこんとこ間違わないでもらいたい。 アホ。そんな間違いをするマヌケがどこにいる […]
2019年3月11日 / 最終更新日 : 2019年3月11日 Hanboke-jiji 未分類 ウンコに名前をつける 前回の記事『物がモノノケになる』のなかで、こんなことを書いた。 老人に起きるさまざまなヤッカイなトラブルは、物が「モノノケ」になって老人にいたずらをするからだと。 わしが言ったのではない。ドイツ文学者で元東大教授・ […]
2019年3月9日 / 最終更新日 : 2019年3月9日 Hanboke-jiji 未分類 物がモノノケになる(「老人のみに起きるふしぎ」続編 ) 前回、「老人のみに起きるふしぎ」と題して、老人周辺で起きる “神隠し現象”、つまり突然モノが消える話を書いたら、知人のひとりからメールがきた。 ドイツ文学者・池内紀さんも、自著で同じようなこと […]
2019年3月4日 / 最終更新日 : 2019年3月4日 Hanboke-jiji 未分類 老人のみに起きるふしぎ この世には、老人にしか起きないふしぎな現象がある。 ”老人性異常現象” とわしは呼んでいる。 具体的にどんな現象かというと、老人の身辺でちょくちょく神隠しが発生するのだ。絶対なくなるはずのな […]
2019年3月1日 / 最終更新日 : 2019年4月6日 Hanboke-jiji 未分類 老いぼれボッカ(下) 必要があってこの年(81歳)でボッカ(荷物運び人)を仰せつかり、一念発起して体をきたえ、「備えあれば患いなし」とハナ高々だった・・・いう話を前回に書いた。 ところがその後、思いもしなかった事態が発生した。 そこで申 […]
2019年2月25日 / 最終更新日 : 2019年4月6日 Hanboke-jiji 未分類 老いぼれボッカ(上) 何度も書いているが、女房の母親は今年の誕生日に100歳になる。 わしたちが住んでいるところから電車・バスを乗り継いで、2時間ほどのところに独りで住んでいる。 女房は毎日かならず電話をし、10日ないし1週間に1回ほど […]
2019年2月23日 / 最終更新日 : 2019年4月26日 Hanboke-jiji 未分類 灯りのない家 ジョギングの途中に、最近、ちょっと気になる家がある。 とくべつ変わったところのないふつうの家だ。 道路との境に低い生垣があって、そのすぐ後ろに家が迫っている。表の道から家の中が見える。だからだろう、窓には常にカーテ […]
2019年2月18日 / 最終更新日 : 2019年4月5日 Hanboke-jiji 未分類 首が回らない 「首が回らない」 ・・・と言えば、その前に「借金で・・・」とか「金欠で・・・」なんていうフレーズをくっつけたくなるよね。 わしなどその方がしっくりくる。 が、きょうは文字どおり顎の下、肩の上にある生の首の話。 & […]